お客様の声

王禅寺の家

夫の目

注文住宅に決めてよかったと思っています。 たしかにはじめは予算的にかなりきびしいのではないかと考えていたのですが、すべては腹を割った話し合いで解決できたと思います。
しかし我々はその家を建てる土地を持っていたわけではなかったのでまず、土地を探すことからはじめなくてはなりませんでした。
土地の購入を決めてからは、土地に関しての勉強と不動産屋との交渉に頭を悩ませましたが、そのぶんの充実感をいま感じています。
実際、100%自分の味方になってくれる不動産屋はいないと思います。
つまり、よい不動産屋であったとしても、すべての情報を教えてくれるわけではありません。
やはりわざわざあれもこれもと聞かれもしないのに教えてくれるはずはありませんから、我々にとって必要な情報を聞き出すためには、不動産屋にも幾度となくあしを運ぶということが必要でした。

今回、じっくりと話のできる建築家と施工業者に出会えたことは非常に幸運でした。
仕事に対する意識の高さに感心させられ、多くのことを教えていただきました。
本物の職人によってかたちになったこの家での生活に本当に満足しています。

妻の目

結論から言うと注文住宅にして正解だったということです。
そして加藤さんにご依頼したことが本当によかったと思っています。
雑誌などをぱらぱらみていると、意外と建て売りでなくても私達にもできるんじゃないかなあ、と思いはじめたのがきっかけでした。
さらに、もしかして予算や状況に制限があるほど注文住宅の方が都合がいいのではないかと。

HPの加藤さんの写真はちょっと恐そうで、電話する時はびくびくでした。
しかし直接お会いしてみると、ストレートで愉快なかたです。
ほとんど『コトバをオブラートに包む』なんてことはしないよ、という感じが、我々にむしろ好感と信頼を与えました。

最初『この予算だと覚悟してかかってください。わたしも覚悟が必要です。
そうでなければ、このハナシはなかったことにしましょう』と言われました。
加藤さんは我々の予算レベルでのお仕事ははじめてだということでしたので、そのような発言になったのでしょう。 そのコトバで我々も腹をくくり、またご依頼することを決めました。
打ち合わせは驚くほど綿密に細かく行われます。どんなことでもひとつひとつです。
ただ、加藤さんから我々に対してある程度のご提案をいただいて、それを土台として話し合うので我々のような素人でも、きちんと話し合うことができます。

加藤さんはイエスマンではありません。
どんなことでもいいかげんに我々の希望をハイハイといって採り入れるというようなことは絶対にありませんでした。 ですから正直、打ち合わせも紛糾することしばしばです。
ほとんどケンカ(は言い過ぎでしょうか)の時もありました。
特に車を家のなかのステージに置く、というようなカタチのご提案があった時には、とてもかっこいいアイデアだとは思いましたが、実際問題、収納やキッチンなどが削られるのでどうかなと思ったのですが、加藤さんは大変気に入られたようで、かなり議論した記憶があります。
そういうこともありましたが、加藤さんが根に持たない方でよかったです。
打ち合わせが終わる頃には、もう談笑しているのです。

最初我々は『4LDKぐらいがいいな』というような気持ちでいたのですが、加藤さんにその必要性を問われてみるとさてほんとうにそんなに仕切られた部屋がたくさん必要なのか、と考えてしまいました。
結局できあがった住まいは、仕切られた部屋としては二階にある寝室一つだけですが、いまのところ部屋数の面でも不便は全く感じませんし、家の中のどこにいてもハナシができるのはなかなか楽しいものです。
小さい家のはずなのにいちども『狭い』とも『小さい』とも感じたことはありません。空間の広がりと、白を基調としたせいでしょうか。
日当たりもそんなにいい場所ではないのですが、要所要所にとった窓やジャロジー、それに大きな空間や白という色のせいで、雨の日でさえ明るい程です。

細かい話し合いでいろいろと加藤さんのご意見もお聞きしましたが、話し合いの場では『そうかなあ』なんて内心思っていた場合でも、住んでみて納得できるところがたくさんありました。
あたりまえなのかもしれませんが、さすがプロです。

また加藤さんには設計のみならず、監理の方もうるさすぎるほどきちんとしていただけたので、本当に安心しておまかせできました。
他の建築家によっては『低予算なので設計はできるが監理はそこそこしかできませんよ』といわれたこともあったのですが、結局、設計と監理を安心しておまかせできなくては意味がないのです。

それは工事が始まってからよくよく実感しました。 やはり注文住宅では、建築家や建て主の意向を正確に反影させるのは、図面だけの指示ではほぼ不可能なのです。
加藤さんは細かく細かく指示を出されるとともにどんなにお忙しくとも現場に頻繁に通われ、週に一度は必ず建築業者さんと現場ミーティングをもたれます。
さらに、どんなにちいさな間違いや失敗でも見のがすことなく追及し修正の指示を出されます。

業者さんにしてみれば、なんとうるさい建築家だったことでしょう。しかし我々にしてみれば、これほど安心なことはありません。
さらに加えるなら、我々のお家を実際に加藤さんとつくりあげてくださった渡邊技建さんもまた、非常に正直で丁寧なお仕事をしてくださる業者さんであったことでしょう。

業者さんの選定においても、数社に見積もりをだしていただいて、加藤さんと我々の協議の結果決定するという手順をふみました。
やはりどんなに加藤さんがうるさく指示をだしたたとしてそれを忠実に再現でき、また嘘のない業者さんであることは必要不可欠です。そのことについても大変満足しています。

引き渡しを受け、すでに住んでいる現在もちょっとした傷や不備でも、ご連絡すればすぐに対応していただけて本当に驚いています。
引き渡されたら、とりあえずそれでおしまいと思っていましたので。
『これからのおつきあいの方が長いのです』という加藤さんの言葉がとても心強く感じました。
近いうちに、カーポートもご依頼する予定です。
加藤さんならばきっと出来上がりも美しく使いやすいものになるだろうと思いますので、それはそれで楽しみなのですが、本当はまた加藤さんとケンケンガクガクできるのが一番楽しみなのです。

大田原の家

ご主人の声

この「現場だより 大田原の家」をご覧頂いております
読者の方々にはクライアントの立場から一言御礼申し上げます。
この長期にわたる建築日誌は私どもクライアントのまとめを持ちまして完結になる訳ですが、以下その思いを綴りたいと考えます。

何故、建築家に依頼したのか?

私が”家”に興味を持つようになりましたのは、妻の実家がある札幌に度々出向き、「雪国の家屋は断熱技術が内地より進んでいる」事を実感した約10年ほど前になります。

何時かは終の住いをどこかに建てたい・・・と考えつつその機会は突然として1年半前に発生し、どこに住むかにつきましては「栃木県北部の大田原にある旧宅の建替え」と悩んだ末に妻と決断しました。
仕事で設計図を見る機会が多々有りましたので、妻の依頼もあり「基本設計はわれらで、施工は地元業者で」との考えで進めました。極々一般的な発想です。

基本コンセプトは
1. 夏も冬も快適な.、それでいて省エネルギーの住い
2. 日々元気をもたらしてくれる快適空間作り・・・すなわち生活臭を感じさせないシャープな異空間ワンボックッスの創造で約3ヶ月奮闘しましたが「非力である事を悟り」断念しました。

仕事柄、設計・監理会社(エンジニアリング)や建設会社と接触の機会が有りましたので、設計を建築家に委ねる発想は自然に起りましたが、
1. 設計・監理料金が不安
2. 個人住宅の設計すなわち建築家をどなたに依頼するべきか?は他の方々と同様に悩みました。

建築家の特定については後に記しますが、設計及び監理費用は以下の考えで自分達を納得させました。
1. 設計が建築の基であり、この部分に能力のある人を当て我らの理想に近づく為の 対価を支払う事は、何ら「もったいない」ことではない。
2. 監理を施工会社とは別にする事のメリットは仕事を通じて実感していた。
結果として「設計・監理費用は施主にとっては不当なものではない。それ以上に効果的な投資である」との結論づけを我らはしております。

何故、”将建築設計事務所”に依頼したのか?

今は情報が氾濫し、その気になれば専門紙・雑誌及びインターネットから建築に関するあらゆる情報が入手出来るだけに「的が絞れない」のが現状です。
私は次の考えで建築家の選定作業を行いました。

1. 自分達の家であるから、仮に知り合いが”建築家を知っていても”自分で捜す。
2. 仕事で知り合った関係者とは一切接触しない。
3. 雑誌・専門紙そしてインターネット情報を隈なく閲覧する。
4. そしてその中からコンセプト達成に最も近づけそうな建築家を感性・技術の両面から一人選ぶ。決してむやみに建築家に声を掛けない。

単身赴任先での夜は日々図書館通いでした。
数多の建築家のプロフィ-ルと、その作品を閲覧する中で一人に絞り込んでいきました。

我らの住いは栃木県県北で東京からは遠いですが、
「”この人”なら我らのコンセプトを創造できる」
そして
「受けてくれるはず」と確信し、妻と相談のうえ、メールを入れました。

メール交換を主とした設計・建設の進め方

その後、数通のメール交換の後、初めて我らの旧宅での顔合わせとなりました。
両者合意後数回は東京の事務所に二人で伺いましたが、以降も殆どがメールによる意見交換で、基本設計、施工会社の選定、起工そして竣工まで漕ぎつけました。
ITが政府主導で叫ばれている今、この”大田原の家”は拙いながら現状出来うるIT技術を取込んできたと考え、今後の”設計家とクライアントそして設計家と施工業者間の作業の進め方に一つの提案”をしてきたのでは・・・と思います。

今後はこの世界も益々IT技術の上に乗った建築手法が展開・発展して行くものと考えます。又是非そうあって欲しいと願います。

最期に、そして良かった事

この1年半は随分と苦しい思いをしてきました。”自分達の家を建てる”事は想像以上のエネルギーが必要でした。
しかしながら出来上がりつつある”大田原の家”を見続ける事でその苦しみも和らげてくれました。

結果として、
◆ 建築家に設計を依頼して良かった。
◆ 将建築設計事務所に依頼して更に良かった。

「まさか?こんな家に住めるなんて!」…が実感です。
小生が基本設計を「断念して本当に良かった!」…が本音です。
◆ 施工会社が地元のF建設会社であり、誠意を持ってその任に当たって頂いた。感謝に耐えません。
◆ 関連業者の方々も一生懸命にやって頂いた。
●人間関係で厭な思いは一つも無かった。
これがもっとも良かった。

今となればその苦しみは全てが良い思い出に繋がり、今後はこの家に終生住み続ける中で一つ一つの部材・設備等を見るたびに、それらへの選定時の思い入れや設計・施工時の思い出が今後の生き方への励ましとなってくれる事を考えますと、素晴らしい空間を造って頂いた設計、施工会社のみならず関連業者の方々への感謝の気持ちは生涯絶える事はないと思います。

最期にこの紙面を借りまして、将建築設計事務所殿、F建設会社殿始め数多の関連業者殿の多大なる努力・労力に対して感謝の意をお伝えし、各社殿の益々のご発展を祈念致しまして、長文では有りましたが筆を置きます。
有り難う御座いました。

夫人の声

全ては1通のメールから始まりました。
設計家が見ず知らずの私達の依頼を本気にしてくださるのか、東京の方が栃木県のしかも県北まで来てくださるのか、私達の心配はすべて杞憂に終りました。
最初はコワゴワ、だんだん言いたい放題のメールに対し、すぐに返信の来るフットワークの良さ。 このフットワークは寒さの厳しかった真冬の監督は勿論、引き渡しの日まで変る事はありませんでした。

出会いから1年余、ともすれば機能一辺倒の私達が美しく暮らす事の大切さを教えられ、結婚28年の熟年夫婦は新しい生活に胸をときめかせています。

弘法の松の家

お父さんの声

初めての家作りを終えて、やっと落ち着いてきたところです。
今この文章は中庭のテーブルで書いてますが、5月の少し肌寒い風が気持ちよく感じます偶然なのか必然なのか、よくはわかりませんが、加藤さんという建築家と出会うことができ、家を設計してもらって本当によかったと思っています。
加藤さんの豊富な経験とセンスの良さ、その他諸々の助けによって、自分たちが抱いていた以上の素敵な家を建てることができました。

購入した土地は、広さ40坪、縦長長方形で、両脇は隣家に接していますが、家作り当初から漠然と抱いていた多くの希望を具体化することができました。
部屋は最低限必要なもの(寝室、子供部屋)だけにし、それ以外は吹き抜け、ブリッジを含む空間にしてもらいました。
人目を気にしないでくつろげる中庭があり、お風呂からもリビングからも一体感覚で出入りできるようにしてもらいました。
またタタミコーナーも狭いながらもうまく組み込んでもらいました。
その他各所細部に渡って加藤さんのプロとしての味付けがされています。
その点については、住んだ後で感心することもしばしばです。

以下実感した点ですが、
・収納スペースがとても広い
これにはびっくりです。
・色彩のバランスがよい
色調全体がモノトーンなのですが、これに原色がよいアクセントになります。
・夜の照明がオシャレ
いろんな照明の組合せができます。まだ全部試してません。
・お風呂が気持ちいい
加藤さんお勧めのグリーンの細かなタイルが印象的です。
・中庭が想像していた以上に気持ちいい
ビールがうまい(これが一番!!!)

家を建てるということは、たいへん長期に渡り、様々なエネルギー、パワーを必要として積み上げられていく作業です。 そんな中で一番大切なのは、建築家との信頼関係だと思います。
建築家の人柄であったり、経験、知識、センスであったり、様々な要素を含み、その建築家に自分たちの家を任せれれるかということが大切だと思います。
加藤さんは楽しくをモットーに、いっしょに家作りを実現してしていくための、経験豊富で頼りになる最適なパートナーでした。

またe-mail、Webページを利用することで、迅速できめ細かな連絡ができ、ずいぶん助かりました。

よく家は3回立て替えて、満足のいく家になるなどといいますが、我が家の場合は、1回にして、満足のいく家に住むことができました。

どうもありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

お母さんの声

"家は広い方がいいな"
そんな思いがあったので、単純に地下を掘ればいいのかなとハウスメーカーに打診してみた。
"そうですよ。水を汲み上げるポンプもありますし、広い部屋が取れますよ"という話だった。
だが、私の中に釈然としないものがあった。
ポンプはあるが湿気は大丈夫だろうか?
3階建てというのはけっこう大変だろうな?
せっかくの土地を掘ってしまっていいのだろうか?

その頃、モダンリビングで載っていた加藤さんの"王禅寺の家"を目にした。
広々とした空間、光のよく入る明るい家、風の通り道がうまくつくられている。なんといっても気に入ったのが、ブリッジ。あっ、これいい!!

ザ・ハウスという会社が建築家を紹介してくれるので訪ねてみた。
加藤さんのいろんな作品の写真集をみせてもらいお会いすることになった。

「どんなお宅をご希望ですか?」と聞かれ、「それぞれの個室があり、広々としたリビングと、機能的な台所、それに和のスペース、クローゼットも欲しい。できれば庭でくつろぎたい」とお話すると、
「今うかがっていると、地下をつくらなくても充分ですよ。地下は健康面にもよくないですからね」とハッキリとおっしゃった。

そのとき、私は「加藤さんに決まり。この人なら安心して家作りができる」と、これが始まりでした。

特に私たちは広い空間を希望していました。
それと庭はプライバシーの守れるもので部屋の延長のような感じで使えるもの、、、
お風呂好きな主人は露天風呂感覚で入れるものを、、、
と欲張りをいったのですが、全部盛り込んで設計してくださいました。

加藤さんの提案の中には、自分たちの既成の考えと違うものもありましたが、あえて冒険して加藤さんのアイデアを取り入れてみました。
例えば、玄関ドアのアルミ、玄関は木というのが、私のあたりまえだったのでかなりの冒険でしたが、アルミにしてみてたいへん良かったです。

お風呂の天窓からは月を何回か眺めることができました。
想像していた以上の家となりました。
"工務店まかせでない"というポリシーのもと、安心してお任せすることができました。

充分に土地を活かして、夢を現実のものとしていただきたいへんうれしく思っています。
これからもよろしくお付き合い願います。

中3のお嬢さんの声

部屋の壁が黄色くてかわいいのと、自分の部屋の天井がななめになっているのが気にいっています。
それと、カーテンじゃないのも変わっていていいなと思います。

小6のお嬢さんの声

お風呂も広く気持ちがいいし、私の部屋から見る景色には、たまに、富士山がみえてすごくきれいです。
ブリッジが楽しいです。